中国の結婚式にはチャイナドレスを着る

中国の結婚式では、初婚の場合は午前中に行われます。朝の爽やかな空気の中で結婚式を挙げると、幸先よく結婚生活がスタートすると考えます。花嫁は朝5時から準備を始めます。中国では喫煙をするのが一般的なので、新婦が男性にタバコの火を点け、新郎は乾杯をするためにグラスを持ち歩きます。

よって新郎はお酒に強い方が良いです。中国では験担ぎには華やかな赤色を好みます。キリスト教式の結婚式でも、伝統衣装である赤のチャイナドレスを着ます。招待客はカジュアルなワンピースなどが良いです。

Tシャツやデニムで参加する人も多く、日本のようにフォーマルな服装で参加する人はいません。また席次が決められていないので、料理が次々運ばれ、人の出入りが激しいです。受付をしないので、招待状がなくても参加することが可能です。中国では招待状をもらったら、当日参加しない場合でもご祝儀を払います。

ご祝儀の代わりに品物を贈ることもあり、友人の結婚式であれば200元、日本円でおよそ3500円程度です。親戚になるとその10倍近くが相場とされます。品物では、日常的に使うお茶の道具や寝具を贈るのが一般的です。お祝いの言葉には「早生貴子」と言います。

これは早く子どもが生まれますようにという願いが込められています。中国では言葉の音を重視する文化があります。「3」という数字はバラバラを意味する「散」と同じ発音なので結婚式で「3」を使うのはタブーとされています。

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